音楽芸術




(音楽芸術 95年3月号  横原千史)

「ヒナステラソナタ第1番(pf瀬田敦子)はすごい迫力。特に第1楽章で野性的なリズムが爆発して効果的であり、終曲のヒステリックなオスティナートでは息苦しさを感じるほどであった。」
        (94年11月29日・大阪・いずみホール「現代の波」)






(音楽芸術 97年3月号  横原千史)

「ヒナステラの3曲のピアノ作品では瀬田 敦子が見事な腕前を披露した。ラテン的なリズムの戯れや音の色彩の変化が激情的な打鍵と対比づけられて造形されてゆく様は、耳に快い。特に最晩年のピアノ・ソナタ第3番まで強靱な活力が涸渇しなかったのは驚嘆に値するし、それをひき出した瀬田の熱演を誉めるべきだろう。」
     (96年11月28日・大阪・いずみホール「現代の波」)